アスリートはなぜメディア出演する必要があるのか?
講義部分で、スポーツとメディア、社会との関連性からお話しています。
メディア出演は、社会(ファン)とのコミュニケーションという考えを基本に、アマチュアスポーツであっても今やスポンサーや放映権料といった資金サポートなしでは充分な強化は難しいというスポーツの現状を考えるとメディア出演はアスリートの重要な役割の1つです。
そして、結果的に自分やスポーツになんらかの利益をもたらします。
先日、あるアスリートと
メディア出演したくないという選手に出演を強要することはできるのか?
裁判になったらどういう判決がでるのか?
という話題になり、しばし考え込んでしまいました。
結論から言うと、アスリートである前に人としての様々な権利があるので無理やりカメラの前に引っ張り出す事はできないと思います。
ただ、プロ野球やJリーグでは、選手契約書にメディア出演に絡む条項が入っています。
日本サッカー協会選手契約書
第8条。
プロ野球統一契約書
第16条。
裁判となると、様々な状況・事情が複雑絡んで来るとは思いますが、プロ選手の場合は、メディア出演の必要性を理解した上で契約する必要がありそうです。
契約だから出る
というのではなく、その必要性を充分に理解し積極的にメディアを通して社会に情報発信していくアスリートを増やしたいという思いで協会を立ち上げましたが、さすがに裁判になったらどうなるかというのは考えていなかったので、とても勉強になりました。
日々勉強だし、アスリートの意見を大事にプログラムを作っていきたいと改めて感じました。