【連載】ソーシャルメディアを考える #コーチングクリニック

2013年12月27日

コーチングクリニック2月号年内最後のコーチング・クリニック『メディア・トレーニング教室』は

Lesson 3 ソーシャルメディアを考える

青森山田高校・中学サッカー部で行ったソーシャルメディアセミナーの様子を紹介しています。
活動報告は⇒こちら

スポーツ競技団体の幹部や指導者の方々とお話すると

「いや~、うちの選手たちはそういうのに疎いから、ほとんどが使ってないよ」

とおっしゃる方が多いのですが、調査してみると9割近くがなんらかのソーシャルメディアを利用していることがよくあります。これまで当協会でサポートしたチームの場合、1~2人使っていない選手がいる程度です。幹部や指導者の皆さんがソーシャルメディアを利用していないために、現状を把握できていないということも考えられます。

選手のソーシャルメディアの心配までしていられない!!という考えもあるでしょう。ただ、頻発しているアスリートのトラブルを考えると無関心ではいられません。アスリートのソーシャルメディアのトラブルで、無期限活動停止、公式戦棄権、活動自粛となるケースは少なくありません。一方で、若者のソーシャルメディアの順応力には目を見張るものがあり、私自身も多くを学んでいます。新しいメディアを駆使し、スポーツやチームの魅力をより広く社会に伝える・チーム内でコミュニケーションを円滑にする可能性が広がっていると受け取ることもできます。

当協会では、これまで1000人以上のアスリートへのソーシャルメディア利用に関するアンケートを行っており、そこからジュニア期のアスリートのソーシャルメディアの利用状況、注意点を鑑みそれぞれの世代に合わせたセミナーを提供しています。今はリスクマネジメント中心ですが、今後はよりよい活用方法に注目が集まるのではと感じています。

2013年も残りわずかとなりました。皆様、よいお年をお迎え下さい。また、お正月に大事な試合を控えている皆さん、お風邪など召されないよう体調管理をしっかりとして素晴らしいプレーで新しい年が活気にあふれたものになるよう弾みをつけて下さい!応援しています。

NPO法人日本スポーツメディアトレーナー協会 糸川雅子

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