リコー・ブラックラムズ(ラグビー)でのメディア・トレーニングが本格的にスタートしました。昨年、ソーシャルメディアセミナーを導入いただき、今年はメディア・トレニングを中心に少人数制で年間を通じて複数回導入を予定しています。写真は帝京大学から今年入社した牧田旦(あき)選手。牧田選手は帝京大学でのメディア・トレーニングにも参加しているので2回目。
第1回は1~3年目の若手選手を対象にした研修で、ソーシャルメディア+メディア・トレーニングの2本立てで行いました。企業スポーツの場合、企業の広告塔として、ポジティブなイメージを世の中に発信していくという‘外’へのアプローチももちろんですが、株式会社リコーとその関連会社の皆さんが、ラグビー部を応援することで1つになる、日頃のストレスを発散する、企業のアイデンティティを強く持つという‘内’への情報発信も重要になってきます。試合のチケット収入がチーム(企業)に還元されるということではないのに、企業がお金をかけてラグビー部を強化するのはなぜか。自分達の存在価値とは何かということを考えることから始めました。
最初に全員の30秒自己紹介を録画し、ベースラインを確認した上で「自分の魅力・特徴」についてキーメッセージを作成し、模擬インタビューを行いました。。今年2年目で副主将に抜擢された山本昌太選手の模擬インタビューは、自分がなぜ2年目で副主将に選ばれたのか、その役割について簡潔にまとめられており自然と選手の皆さんから拍手が沸き起こりました。山本選手の決意表明のようでもあり、‘内’への情報発信は完璧でした。
初回からかなりの手ごたえを感じ、私自身もとてもワクワクしています。リオデジャネイロ五輪、2019年ラグビーW杯、東京五輪とビックイベントを控え、リコーブラックラムズからより良い情報発信ができるよう一生懸命サポートしたいなと思っています。期待していて下さい!
NPO法人日本スポーツメディアトレーナー協会 糸川雅子